チョコレートドーナツ
チョコレートドーナツ現象があるみたいな話は
聞いていたけど、たしかに骨のある映画。
どこにもぶれない、映画の真髄をそのまま
表現しているような作品。
涙してる人もたくさんいたし、
確かに息をのむシーンがたくさんあって
いい映画ってこういうものなんだなと思う。
でも、教科書的ないい映画であって、
私が好きなものとは違う。
私が現実逃避が好きなだけかもしれないけど
ぶれない映画よりは「あそび」がある方がいい。
骨組みのしっかりしている頑丈な構造の物語よりは
時に落とされそうになるくらい揺らぐ瞬間がどこかに
ある方が楽しい。
どうでもいいけど、原題と邦題がかけ離れてるのは
ちょこっと残念で、any day now
そのままでもいい気がした。
いや、ダメなのかな。